

ドコモ光を申し込む際に、どこのプロバイダを申し込めば良いかわからない!という相談をよく受けます。
今回はあまりネット回線に詳しくなくてもわかるように、各プロバイダの比較や違いなどを分かりやすく解説します。
ドコモ光のおすすめプロバイダを検索すると、面白いようにGMOとくとくBBを押すサイトしか見つかりません!(笑)
かなり偏った情報や騙すような記事も多数あります。当サイトではなるべくフラットな視点で紹介していきます。





【ドコモ光】プロバイダの仕組みから解説
そもそもプロバイダってなんで選ばなければいけないの?って人も少なくないと思います。
なので先ずはプロバイダの役割から解説していきましょう。
プロバイダとは
ご自宅で光回線を利用するためには「回線事業者」と「プロバイダ」の契約が必要になります。
「回線事業者」とは光回線の設備を提供している会社になります。
しかし、物理的に光回線があるだけではインターネットへつなぐことが出来ません。
光回線があるだけで繋げたら…みんな無料で使いますよね~
ここで登場するのが「プロバイダ」です。
上の図のようにインターネットの門番的な立ち位置で、プロバイダを経由しないとインターネットに接続することができません。
いままでならこの説明で終わりなのですが、インターネットの世界もスマートフォンが4G→5Gへ変化するように新しい規格への移行期になっています。
「IPv4 over IPv6」になって流れが変わった
光回線は「IPv4 over IPv6」へと変わりつつあります。この変化でプロバイダの役割が大きくかわりました。
今まではプロバイダ経由でインターネットへつなぐことが必須でしたが、「IPv4 over IPv6」への変化によりVNE(Virtual Netrwork Enabler)と言われる事業者を経由してインターネットへ接続することになります。



右の図が「IPv4 over IPv6」と言われる接続方式になります。インターネットへ接続するにあたってプロバイダ(ISP事業者)が蚊帳の外になっていますね。
なので新しい規格になると、上の図でいうjpneというVNE(Virtual Netrwork Enabler)が重要になってきます。
VNE(Virtual Netrwork Enabler)とは


もともとVNEはプロバイダ(ISP事業者)に対し、エンドユーザー(私たち)へのIPv6接続サービスの卸でした。
そして現在「IPv4 over IPv6」での接続ではIPv4接続の接続まで一括して行うようになりました。
つまり、「IPv4 over IPv6」ではプロバイダを経由せずにインターネットへ接続します。
今後はプロバイダよりも【VNE】が需要になると思います。








先ずはVNE事業者を紹介しましょう。
jpne(日本ネットワークイネイブラー株式会社)


jpneはざっくり言うとau系列の会社になります。株主はKDDIやビックローブになっています。
IPv6プラスを有名にしたのはjpneです。実はIPv6プラスはjpneをVNE事業者とする接続サービスの呼び方です。
なので、他のVNE事業者のサービスは厳密にはIPv6プラスではありません。しっかりカタログなどを見るとIPv6オプションやIPv6アルファなどと名称が異なっています。
BBIX


BBIXはソフトバンクになります。基本的にドコモユーザーには関係ないので今回出番はありません。
MF(インターネットマルチフィード株式会社)


この会社が一番古く、新聞社系や、伊藤忠商事、NTTやソフトバンクなどが株主となっております。
transix(トランジックス)またはDS-Liteという名称でIPv4 over IPv6を提供しているが、ほとんど利用しているプロバイダがないため割愛。





OCN(NTTコミュニケーションズ)


2020年6月提供開始!
快適にインターネットをご利用いただくため「OCN」の対象プランの標準機能として、IPoE(IPv4 over IPv6)方式を用いたインターネット接続環境を提供します。
ということで、NTTが本格的に始動しました。すでにいくつかのプロバイダがOCNに鞍替えをしています。








ドコモ光は選ぶプロバイダにより料金や特典が異なります。そのあたりを解説していきましょう。
選ぶプロバイダによって変わること


料金
ドコモ光をご利用する際は、契約するプロバイダにより料金が異なります。
プロバイダはタイプAとタイプBに分類されます。
集合住宅(マンション・アパート)タイプだと
定額プラン | 月額(税抜き価格) |
---|---|
タイプA | 4,000円/月 |
タイプB | 4.200円/月 |
戸建てタイプだと
定額プラン | 月額(税抜き価格) |
---|---|
タイプA | 5,200円/月 |
タイプB | 5.400円/月 |
このように、タイプAとタイプBでは差額が200円発生します。
タイプAのプロバイダは18社からタイプBは6社から選ぶことが可能です。
通信速度
基本的な考え方としては「IPv4 over IPv6」に対応しているプロバイダを選べば問題ないです。
繰り返しにはなりますが、「IPv4 over IPv6」を利用した場合はプロバイダは蚊帳の外です(図右)。プロバイダよりもVNE事業者が速度に影響します。



「IPv4 over IPv6」対応プロバイダ一覧
※すべて×のプロバイダは2020年11月現在未対応になります
プロバイダ | 名称 | IPv6プラス | OCN バーチャルコネクト | IPv6 オプション |
---|---|---|---|---|
ドコモnet | IPv4 over IPv6機能 | × | ○ | × |
plala | ぷららv6エクスプレス | × | ○ | × |
plala(Sコース) | ぷららv6エクスプレス plala(Sコース)⽤ | ○ | × | × |
GMOとくとくBB | v6プラス | ○ | × | × |
@nifty | v6プラス | ○ | × | × |
DTI | IPv6(IPoE)接続サービス | ○ | ○ | × |
IC-NET | v6プラス | ○ | × | × |
Tigers-net.com | v6プラス | ○ | × | × |
BIGLOBE | IPv6オプション | × | × | ○ |
ANDLINE | IPv6サービス | ○ | ○ | × |
スピーディアインターネットサービス | IPv6サービス | ○ | × | × |
hi-ho | IPv6_IPoE接続サービス | × | ○ | × |
BB.excite | IPv6 IPoE接続サービス | × | × | × |
エディオンネット | IPoE(IPv4 over IPv6) 接続機能 | × | ○ | × |
OCN | OCN v6アルファ | × | ○ | × |
@TCOM | v6インターネット 接続機能(IPoE) | ○ | × | × |
WAKWAK | IPv6接続機能 | × | × | × |
@ちゃんぷるネット | v6プラス | ○ | × | × |
選べるVNEはIPv6プラスとOCNバーチャルコネクトのほぼ2択になりますね!








わたしは引っ越しのタイミングでOCNバーチャルコネクトが提供開始したので、お試してOCNにしてみした。
集合住宅(VDSL)で理論上の最大値が100Mbpsという決していい環境ではないですが、速度を測定した結果がコチラです。


以前は遅いと有名だったOCNでもこれだけでます!満足の結果です。
Wi-Fiルーターレンタル
プロバイダを選ぶ際に重要なポイントになります。





全部を紹介するとすごく長くなるので、ざっくり解説します。
実は、レンタルルーターがGMOとくとくBBをおすすめしやすい理由の1つです。
ドコモ光のプロバイダでレンタルできるルーターで一番性能の良いものを提供しているのがGMOとくとくBBになります。
他の、プロバイダは多少の差はあれど同じようなスペックのレンタルルーターになります。
大げさに言うと、「GOMかそれ以外」という感覚で間違いではないです。
しかし、GMOとくとくBBでも最新・高スペックのルーターというわけではありません。
そういったものが必要な環境ならどちらにせよ、別途購入が必要になります。
わたしみたいな独り身ではOCNのへっぽこルーターでも問題なく生活できています。
ドコモ光のおすすめプロバイダ4選
Tigers-net.com(IPv6プラス)
タイプA | 月額 |
---|---|
集合住宅タイプ | 4000円 |
戸建てタイプ | 5200円 |
誰も加入しないのですが、個人的なおすすめはタイガースネットです!
ふざけた感じのプロバイダ名ですが、早い段階から「IPv4 over IPv6」にも対応していますし、かなり過小評価されているプロバイダだと思います。
プロバイダで独自のサービスを展開しているのも唯一無二ですね~


ま、野球好き以外には全く興味のないサービスです。
Wi-Fiルーターレンタル
タイガースネットは無料でWi-Fiルーターをレンタルしてくれます。


普通に使えるモデルです。シンプル機能のエントリーモデルを隠していないところに好感が持てます。
他の、プロバイダではどのモデルがレンタルできるかを、わかりづらいようにしていたりするところが多いのですがタイガースネットはメーカーサイトへの直リンクという潔さです!
しかも、もう一つ唯一無二のサービスを行っています!
セキュリティサービス


なんとカスペルスキー!がずーーっと無料!ドコモ光のプロバイダでセキュリティがずーっと無料なのはタイガースネットとSIS(スピーディア)のみです。
また詐欺ウォールもついてきたり、至れり尽くせりのサービスがタイガースネットです。


Plala(OCNバーチャルコネクト)
タイプA | 月額 |
---|---|
集合住宅タイプ | 4000円 |
戸建てタイプ | 5200円 |
Plalaは正式名称を株式会社NTTぷららといい、NTTドコモグループの会社です。
以前plala使ってたからまたplalaでいいや~というお客様も多く、あまり悪い評判は聞きません。
逆に特別に良い評判も聞きませんが無難なプロバイダという点がおすすめ。
最近、OCNバーチャルコネクトに切り替えたので速度の面でも問題ないと思います。
Wi-Fiルーターレンタル
正直に言うといたって普通のルーターが来ます!超高性能!!とかではありません。
AtermのPA-WG1200HS3という商品になります。


しかし、ご家庭でご利用する分には十分な性能があります。
わたしはOCNを利用しているのでほぼ同じルーターをレンタルして利用していますが特に不満はありません。
※1LDKの一人暮らし(/ω\)
あんまりハードに利用しないなら、普通にplalaを選んでもよいかもしれません。
セキュリティサービス
セキュリティサービスはNTTドコモの関係会社だけありマカフィーが利用できます。
※無料期間(最大24カ月間)経過後は、自動的に有料サービス(月額370円(税別))へ変更となり、NTTぷららより料金を別途請求がきます。





GMOとくとくBB
タイプA | 月額 |
---|---|
集合住宅タイプ | 4000円 |
戸建てタイプ | 5200円 |
ドコモ光と言えばGMOとくとくBB
広告のウザさは異常だが、サービスの質は良い!








ただ、当時レンタルしたバッファローのルーターがハズレで再起動を数えきれない程するはめになりました。確認したら現在は新しいモデルになっていたので問題はないと思います。
Wi-Fiルーターレンタル


上記の3機種からお好きなものをお選びいただけます。
個人的にはNECかELECOMのルーターがおすすめです!
現在のWi-Fiは主に2.4GHzと5GHzを利用するとこが可能です。複数台の接続をする時にはアンテナの本数が多いほうが安定します。
GMOとくとくBBのレンタルルーターは2.4GHzで4本、5GHzで4本のモデルになっています。
他のプロバイダのレンタルルーターは2.4GHzで2本、5GHzで2本のモデルになっています。


レンタルルーターに関しては控えめに言っても圧勝です。
セキュリティサービス
インターネット安心セキュリティが12か月間無料でご利用できます。
インターネット安心セキュリティの中身はマカフィになります。
※最大12か月間無料にて提供します(最大3台まで設定可能)。無料期間経過後は、自動的に有料サービス(月額500円(税別))へ変更となり、GMOとくとくBBより料金を別途請求させていただきます。
セキュリティサービスはいまいちですね~、無料期間終了後の金額500円はちょいと高めの設定です。
不要だと感じたら、セキュリティサービスは解約してもいいかもしれません。
OCN(OCNバーチャルコネクト)
タイプB | 月額 |
---|---|
集合住宅タイプ | 4200円 |
戸建てタイプ | 5400円 |
アジア最大のプロバイダなので、応援の意味も込めておすすめします。現在はわたしも利用しているプロバイダになります。
使ってみた感想になりますが、思いのほか速度も出て満足しています。
ここも、特別これがよいぞ!っていうのはないのですが安心、安全のOCNも十分に選ぶ価値があると感じます。
Wi-Fiルーターレンタル
IPoE対応ルーター 01というAtermのWi-Fiルーターになります。


NECのルーターの良いところは設定が簡単なところです。性能に関してはplalaのルーターとほぼ同じです。
セキュリティサービス
OCNは一番たくさんセキュリティサービスがついてきます。
●マイセキュア (1ライセンス)(12か月) → 250円
●ホームネットセキュリティ(12か月) → 自動終了
●マルウェア不正通信ブロックサービス(無料)
有料に切り替わるのはマイセキュアのみになります。
マイセキュアはNTTコミュニケーションズのセキュリティになります。
OCNだけではなく、セキュリティサービスは不要なら忘れずに解約しちゃってください。
必要な場合は市販品で対応する方がいいと思います!
ドコモ光のおすすめプロバイダまとめ








お申込みするプロバイダにより、おすすめの申し込み先(ウェブサイト)が異なります。
※現在まだページを作成中です!
今後、代理店ごとの比較ページを作成しますが、いまは私の調べた限り一番お得な代理店のリンクを置いておきます。
Tigers-net.comを申し込み場合
恐らく、タイガースネット専用の代理店はない!!
株式会社ネットナビさんでは無条件で15000円のキャッシュバックがあるので、ここがベストかと。
plalaを申し込み場合
今後追加
GMOとくとくBB申し込み場合
今後追加
OCNを申し込み場合
今後追加









