
これから一人暮らしを考えている方や現在ひとり暮らしをしている方で、Wi-Fiの環境をどのように整えればいいかわからない!と思っている人は多いと思います。
一言でWi-Fiといっても。持ち運びのできるモバイルWi-Fiルーターや光回線を利用したWi-Fiなど種類があります。
この記事ではモバイルWi-Fiルーターと光回線を利用したWi-Fiの違いや料金の比較をします。最後に、ご利用用途別に合わせたおすすめのサービスを解説します。

先ずは、Wi-Fiの種類と特徴を解説します
※この記事はマンションもしくはアパートなどの集合住宅にお住まいの方向けです。戸建てにお住まいの方は料金等が異なりますのでご注意ください。
一人暮らしのWi-Fi環境の選び方!


Wi-Fi環境を整える方法は大きくモバイルWi-Fiルーター・置き型Wi-Fiルーター・光回線によるWi-FIに分けることが可能です。でも、どれがあなたに最適なWi-Fi環境がどれかなんてわからないですよね?
あなたに最適なWi-FI環境は、あなたの生活スタイルにより変わります。自分がどれに当てはまるのかを考えながら読んでみてください。
まずはそれぞれの特徴、メリットやデメリットを個別に解説していきましょう。
モバイルWi-Fiルーター


モバイルWi-Fiルーターは代表的なところで「Y!mobile」や「UQ WiMAX」があります。また、最近ですとCMで一躍有名になった「どんなときもWiFi」などもモバイルWiFiを提供しています。
※「どんなときもWiFi」は無制限が売りでしたが、度重なるトラブルの末に無制限プラン・25GBプランを2020年10月31日に終了しました。ほとんどのサービスは代替えプランとしてSoftbankやUQへ移行しました。
モバイルWi-Fiルーターのプランは大きく分けて2つです。1カ月のデータ使用量の制限があるプランか制限がないプランです。それでは、「Y!mobile」・「UQ WiMAX」と無制限プランはないものの大容量100GBを提供している「それがだいじWi-FI」の料金を比較しましょう。
WiMAXはいろいろな会社から提供しています。例えば、so-net、KDDI、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、ビッグローブetc
それぞれ申し込む場所により、料金体系やキャンペーンが異なります。今回はキャンペーンが強いGMOとくとくBBの提供するWiMAXを比較対象とします。
比較 | Y!mobile | GMOとくとくBB WiMAX | それがだいじWi-Fi |
---|---|---|---|
月間7GBプラン | 3,696円 | 3609円 | なし |
月間100GBプラン | なし | なし | 3250円 |
無制限 3日で10GB制限 | 4380円 | 4263円 | なし |
LTEオプション料 (月7GB) | なし | 0円 | なし |
定期契約 | なし | 3年間 | 2年間 |
解約金 | なし | ~24カ月 24,800円 25カ月目~ 9500円 | 4500円 |
まず、制限ありプランですが月間7GBのプランはめちゃくちゃ割高なので契約をしない方が良いです!
7GBくらいの使用量で済むならTripWiFiというサービスなら月間7GBの利用で1980円です。しかも、基本料金無料で必要な分を使いたいときにチャージするだけで利用可能です。解約金なども不要なので、データー使用量が少なくて済む人ならTripWiFiで良いと思います。




ちなみに総務省が公開しているデータによると、2020年5月のインターネットのデータ利用量は1契約1ヵ月当たり約151GBとなっております。思ったより多い感じがしますね。
コロナの影響でテレビやパソコンでネットフリックスやAmazonプライムなどの動画配信サービスを見る人が増えた影響もあるでしょう。
大容量のプランで「Y!mobile」と「WiMAX系」を比べるとWiMAXが安くなる傾向があります。傾向としてもWiMAXを契約する人が多いです。下表はコロナの影響で在宅勤務をしている人に2020年5月19日~5月22日に行った調査になります。


わたし自身も「Y!mobile」と「WiMAX」比較した場合には「WiMAX」を選びます。でも、そもそもどんな人に「WiMAX」が最適なのでしょうか?
モバイルWi-Fiに向いている人
- 外でノートパソコンやタブレットを使いたい
- 友達や知人にパケットを与えたい
- 建物がネット回線に対応していない
正直、スマホの大容量プランが定着しているのでほとんどメリットが無いです。パソコンを利用する会社ではほとんどWi-Fiが飛んでますし…
建物にネット回線が引けない場合には、用途にもよりますが検討する価値はあります。ただし動画などを楽しみたい場合は割高にはなりますがソフトバンクAirの方が良いと思います。
※ソフトバンクAirは次の項目で解説します。
モバイルWi-Fiに向いていない人
- 動画サービスを楽しみたい人
- 自宅での利用がメイン
- Wi-Fi環境を安く抑えたい人
まとめると、モバイルWi-Fiルーターがおすすめな人は、自宅以外の環境においてパソコンで日常的にデータ通信を利用する場合くらいです。それ以外の場合は他のサービスの方が最適な場合が多いです。




それなら、100GB利用可能な「それがだいじWi-Fi」の方が安くていいかもしれません。
モバイルWi-Fiは外での利用がメインになります。続いては、自宅利用がメインの場合のケースを紹介しましょう。
ホームルーター(置くだけWi-Fi)


ご自宅での利用を前提に作られたものがホームルーターになります。モバイルWi-Fiルーターを固定で使うことに流用した感じのサービスです。
WiMAXに至ってはサービス内容がモバイルWi-Fiと同じような感じです。ソフトバンクAirに関しては3日で10GB制限がないのでホームルーターはソフトバンクAir一択という感じになります。
では、ホームルーターの料金、サービスを比較していきましょう。
ホームルーター比較 | Softbank Air | GMOとくとくBB WiMAX |
---|---|---|
月額 | 4880円 | 4263円 |
制限 | なし | 3日で10GB制限 |
定期契約 | 2年間 | 3年間 |
解約金 | 9500円 | ~24カ月 24,800円 25カ月目~ 9500円 |
その他 | 本体が36回分割なので 実質4年縛り | 使い放題ではない |
各、サービスでキャンペーンなどがあり、月額の割引があったりましす。しかし、光回線に比べ割高で通信速度も劣る場合がほとんどで自宅で使うメリットは意外なほど少ないです。
ホームルーターを使うメリットは以下の通りです。
ホームルーターのメリット
- 工事が不要(コンセントに繋ぐだけ)
- ネット回線に対応していない建物でも利用可能
大きなメリットはこのような感じです。社宅や寮などに入っている方は、稀にネット回線が引けない場合があります。また建物のオーナー様から許可が得られない場合などはホームルーターがおすすめです。
では、デメリットはどのようなものでしょう。
ホームルーターのデメリット
- 月額が割高
- 光回線に比べ、速度が遅い
- 高層階では利用できない。
(建物の立地にもよりますが高層階の電波は弱め10回以上はムリゲー状態です)
ソフトバンクAirなどを利用される方は手軽さから利用している場合が多く、コンセントに刺すだけで工事をせずに利用できるというメリットで契約していく人がほとんどです。
また、その多くの方が光回線などと比較をしないで契約していきます。提案をする側からすると楽なのですが・・・個人的には楽さにつられて割高で通信速度の劣るものを契約するのはもったいないと感じます。
目先の楽をとるか先を見るかの問題だと思います。
もちろん環境的にホームルーターがベストな場合もありますので、この記事があなたに何が最適かを把握できる手助けになれば幸いです。
ホームルーターのまとめ
ホームルーターは環境的に光回線を引けない場合におすすめになります。また、半年に一回引っ越しをする!なんて人にも楽でいいと思います。
利用用途的には、スマホやノートPCのみの利用などでは問題ないと思いますが。オンラインゲームしたり、ネットフリックスやYOU TUBEをテレビで見たい人には不向きです。
また、ご自宅が広い場合にはWi-Fiが各部屋に届かない可能性が高いです。
光回線
通信業界の常識では、特別な理由がない場合は光回線がおすすめになります。




MMD研究所の調査結果
2020年5月19日~5月22日の期間で「在宅勤務における自宅のインターネット通信回線の実態調査」を実施
スマートフォンを所有する全国の20歳~69歳のビジネスパーソン34,994人を対象に、自宅で加入しているインターネット回線を聞いたところ(複数回答)、「光回線」が53.0%、「CATV回線」が12.0%、「ホームルーター」が5.3%、「モバイルルーター」が6.5%となった。
MMD研究所
想像していた以上にソフトバンクAirを代表するホームルーターの利用者が少ない点にビックリですね。
光回線のポイント
- Wi-Fiルーターに比べ安い
- Wi-FIルーターに比べ速い
- 利用開始までに日数がかかる
(2週間程度) - サービスの種類が豊富
光回線を提供するサービスは複雑でわかりにくくなっています。どれを選べばよいかわからない場合も多いでしょう。光回線の選び方については別の記事でまとめていますので、そちらを参考にしてください。
【マンション版】光回線の選び方!料金やキャンペーンをわかりやすく比較
では、ざっくりと光回線のサービスを解説します。
最初に、3大キャリアの光回線とセット割がない場合にお得なエキサイト光MECの比較をしてみましょう。
基本情報 | ドコモ光 集合住宅タイプ | ソフトバンク光 集合住宅タイプ | auひかり | エキサイト光 MEC |
---|---|---|---|---|
月額 | タイプA 4000円 タイプB 4200円 | 3800円 | 3800円 | 3500円 |
セット割必須オプション | なし | 500円 | 500円 | なし |
光セット割 | 1回線あたり最大1000円割引/月 | 1回線あたり最大1000円割引/月 | 1回線あたり最大1000円割引/月 | なし |
工事費 | 15000円 (キャンペーン期間中無料) | 24000円 (キャンペーンで実質無料) | 30000円(実質無料) | 15000円 (キャンペーン期間中無料) |
通信速度 | 100Mbps~1000Mbps | 100Mbps~1000Mbps | 最大値は上り下り合計最大830Mbps VDSLは下り100Mbps上り35Mbps | 100Mbps~1000Mbps |
プロバイダ | 24社から選べる | YahooBB | 数社から選べる | BB.excite |
定期契約 | 2年間(自動更新) | 2年間(自動更新) | 2年間(自動更新) | 最低利用期間なし |
違約金 | 8000円 | 9500円 | 9500円 (特定のプランの場合7000円) | 無料 |
注意点としてはソフトバンクとau光に関しては基本料の他に500円のオプションを付ける必要があります。
それを加味したうえで、月額料金を比較すると。スマホのセット割引が1000円以上になればスマホのキャリアと光回線を合わせた場合が一番安くなります。



今回はここまで、少しは参考になりましたか?あなたに最適なWi-Fi環境を見つける手助けになれば幸いです!
個別に無料相談も受け付けています。上部の「光回線の無料相談」からお問い合わせください。

